頭金とはマイホームを購入する際に支払う現金のことです。

頭金をできるだけ多く準備することができれば、住宅ローンの借入れ額を減らすことができるという大きなメリットがあります。

つまり月々支払うローンの金額が頭金の額に応じて少なくなるというわけです。

また住宅ローンには利息が発生します。この利息は組んだローンの金額が多ければ多いほど、利率は変わりませんが金利負担は大きくなります。

つまり金利に関しても、頭金を準備することで住宅ローンの負担を減らすことにつながるのです。

頭金があれば、住宅ローンの条件面でも優位になります。

例えば、各金融機関が住宅金融支援機構と提携するローンでは、頭金が1割に満たないと1割以上の頭金の場合と比べて、ローンの金利が0.4%高くなっています。

返済期間の短縮

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さらに頭金はローンの返済期間の選択肢を広げることができます。

早く返した人は期間を短く設定することがすることでき、これは利息を支払う期間を短縮できるため、支払い総額に大きな影響を与えます。

また長期の返済期間を設定することも可能で、これは月々の返済額を低く設定することができるため、キャッシュフローをよくすることにつながります。

ちなみに一般的には頭金の相場は、マイホーム購入額の2割が相場となります。しかし最近では、住宅購入者の3人に1人が頭金が1割未満という調査結果が出ています。

万が一、病気やリストラなど予期せぬ事態で収入が途絶えた場合に、ローンの残債を完済できるかどうかは頭金の有無や割合によって左右されるということを認識しておきましょう。




頭金無しのリスク

それではマイホームを購入するときの頭金なしのリスクはどういったものがあるでしょうか?

マイホームは頭金なしでも購入することは可能です。実際に、頭金ゼロ円を謳う住宅メーカー、不動産会社も多く存在しています。

しかし頭金なしの場合には、返済するローンの総額が多くなりますので住宅ローンの審査が厳しくなる傾向にあります。

また借入れ額が大きくなると、手数料や保証料も高くなります。頭金なしの場合には、購入した家を売却する際にも多くのローンが残ってしまうケースが多いのが現状です。

現在は低い金利水準、住宅ローン減税などが後押しする形で頭金をあまり用意せずにほぼ全額住宅ローンを組んで家を購入する人が増加傾向にあります。

しかし自己資金に余裕がないまま住宅ローンを組むということは、将来返済ができなくなるリスクを伴うということを認識しておきましょう。




優遇サービス

各金融機関の住宅ローンでも、頭金2割以上の場合には、金利を優遇するサービスを設けいる金融機関もあります。

頭金を多く用意するに越したことはないのですが、子供の学費・老後の資金など将来必ずかかるであろう出費を考慮した上で用意することが重要なポイントとなります。

生活費でいえば、最低6カ月の給与を貯蓄として残しておくことが目安となります。

無理に貯蓄を取り崩してまで、頭金に回すということは逆にリスクを伴います。

つまり頭金の額は現在の貯蓄と今後の収入見込みなどのバランスを考慮して金額を設定する必要があるのです。