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高齢化が進む日本では、何かしらの事情で両親と同居するケースは今後さらに増加することが予想されます。

なぜなら今後さらに高齢者が増え、高齢者のための施設に入所すること自体が非常に困難になること、年金の減額、不況による金銭的な問題など同居を余儀なくされる社会情勢も影響してくるからです。

そうなればマイホーム設計は自分の家族だけで行なうのではなく、両親を含めて行なうことが普通のことになるかもしれません。

こういったことに備えるためにも2世代、3世代で住む住居について考察していきたいと思います。

間取りを決める前の確認事項

二世帯住宅

まず二世帯住宅を建てる前に確認しておくべき事項がいくつかありますので、1つずつ見ていきましょう。

子供の人数

まずはひとつ目は、子供の有無です。

両親、自分たち夫婦にプラスして子供がいるかいないかで、必要な間取りも広さも変わってきます。

また現在お子さんがいない状態でも、将来的に計画があるのであれば、子供のためのスペースを予め設計に含めておく必要があります。また子供が何人になるのかも重要ですので、可能な限り正確なライフプランを作成しましょう。

2世帯住宅にする理由

二つ目は、そもそも同居する目的、理由は何なのかを明確にしておく必要があります。

例えば、介護のためであればバリアフリーなど介護しやすい設計が必須になります。また経済的な問題で同居するのであれば、なるべく建設費用を掛けないでマイホームを設計する必要があります。

例えば最近良く聞くようになったローコスト住宅は、こういった社会背景もあってか需要は増えています。

人間関係

三つ目は、家族の関係性です。

一緒に暮らすということは、血の繋がった親子でも必ずトラブルが発生するのに、もともと他人であった嫁(婿)が加わった生活でトラブルが発生しないなんてことは考えられません。

そのため人間関係を冷静に分析して、後述する同居の間取りパターンを決定することが重要です。

つまり人間関係がこじれる前に、こじれないための間取りを考えておくことが大切なのです。 







健康状態

四つ目は健康状態です。

二つ目の同居の理由にも関係してきますが、足が悪いなど日常生活に支障があるのなら、本人も生活しやすく、そしてサポートする家族も負担が少ない間取りを考えなくてはなりません。

また近い将来、高齢になる家族がいるのあれば、そのことを想定した間取りが必要になります。

例えば、車椅子生活を想定して廊下や玄関は広めに作っておく、段差のない作りにする、両親の部屋は引き戸にするなど事前に想定できることは取り入れておいても損はないでしょう。

同居のメリットとデメリット

五つ目は、同居するメリットとデメリットです。

まず同居するメリットですが、共働き及び子育て世代の場合、子供の面倒を見てもらえる安心感が考えられます。仕事で忙しく帰宅が遅い家庭の場合、子供を1人する時間はとても不安でしょう。

そのため帰りが遅くなっても面倒を見てくれる人がいる安心感は同居の大きなメリットと言えるでしょう。

また家事全般を任せることができれば、仕事に集中できるといったメリットも考えられます。

もう一つのメリットにお金に関することです。

例えば、両親が所有する土地に2世帯住宅を建てるのであれば、土地代は不要になります。また建設費の援助が見込めるのであれば、住宅資金の負担がかなり軽減されます。

そしてもうひとつ。相続税の軽減があげられます。両親が亡くなってそのままその家に住み続けて相続する場合、相続税の優遇措置を受けることができます。

では次に同居のデメリットを見ていきましょう。

何と言っても自由がなくなり、気を使う生活になることではないでしょうか?

そしてこれは自分だけではなく、同居する全員に当てはまることだと思います。

そのため、自分ひとりになれる空間を設計するなど、息抜きできるスペースを設計するのはとても大切なことになります。

これら以外にも、状況によってもっと確認しなくてならないことがあります。このように同居生活を成功させるには、多くの確認事項があるのです。







二世帯住宅の間取りのパターン

では次に二世帯住宅の間取りのパターンについて考えていきましょう。

このパターンを考えるときは、必ず「間取りを決める前の確認事項」を参考にすることをお勧めします。

2世帯住宅の間取りパターンとしては、主に「完全に生活を分けるタイプ」「部分的に生活を共有するタイプ」「完全同居タイプ」の3つが考えられます。

完全に生活を分けるタイプ

ある意味このタイプは、同居と言うよりも共有住宅のお隣さん同士といった形態に近いかもしれません。

ではこのタイプのメリットとデメリットを見ていきましょう。

まずメリットですが、完全に生活を分けることができるためプライバシーの確保ができます。ほぼ生活に干渉されることなく生活できます。

また子供を預けたいなどお願い事があるときに、すぐに頼めるといった利点があります。

さらに何かアクシデントがあった場合も、すぐに駆けつけることができため、迅速に対応できることもメリットと言えるでしょう。

そしてもう一つ。両親が亡くなったなどで部屋を使わなくなった場合、賃貸として転用することが容易にできるため、資産運用の点でも優れていると考えられます。

ではデメリットはなんでしょうか?

完全に別世帯にするため、これら3つの中で費用が一番高額になる点があげられます。

2世帯住宅といっても2つの住宅を作るイメージに近いため、玄関、水回りなどすべて2つ必要になりますので、費用が余計にかかることになるのです。

部分的に生活を共有するタイプ

このタイプは玄関を共有にして、フロアーで生活スペースを分けるパターンが最も多いようです。

あとは個人差がありますが、「間取りを決める前の確認事項」を元に、どこまで共有するかで間取りを決めることになります。

・食事は一緒に取るのか?
・お風呂は分けるのか?
・リビングは共有にするのか?

など状況に応じて必要な間取りを設計することになります。

ではこのタイプのメリットとデメリットを見ていきましょう。

まずメリットですが、完全分離には劣りますが、間取りの工夫の仕方でしっかりとプライバシーを確保することができる点です。

また家事の分担をしっかりと決めておけば、効率的に生活をすることも可能です。また子供のいる場合、子どもの面倒を日常生活の中で行なって貰えるメリットもあります。

これは子育て共働き世代にはおおきなメリットになるかもしれません。

ではデメリットを見ていきましょう。

まず費用があげられます。完全分離タイプよりは安くなりますが、浴室やキッチなどを分けて独自で使う場合は、かなり費用的な負担を強いられることになります。

また注意点として、キッチンの高さやお風呂の位置、生活パターンによる騒音対策をしっかり行う必要もあります。







完全同居タイプ

では最後に完全同居タイプについて見ていきましょう。

このタイプは2世帯住宅というよりも通常の住宅を建てるイメージになります。

ではこのタイプのメリットとデメリットを見ていきましょう。

まずメリットですが、何と言っても3つの中でもっともお金がかからないことがあげれらます。

ただし家族の人数に応じて必要な設備は、必ず設置することをお勧めします。例えば、家族5人であればトイレは2つは必要になるでしょうし、玄関収納も人数を考慮して設計する必要があります。

人数を考慮しない設計では、生活に支障がでるおそれもあり、せっかくのマイホームが台無しになってしまいます。

また「共有するタイプ」同様に、子育て共働き世代には子供の面倒、家事の負担などがメリットとしてあげられます。

ではデメリットを見ていきましょう。

一番のデメリットはプライバシーの確保が難しいことではないでしょうか?

特に血縁者でない家族の方は、気を使うシーンが多いかもしれません。そのため少しでも一人の時間を確保できる空間を設計に取り入れることをお勧めします。

3つパターンを紹介してきましたが、事前確認をすることでどの間取りが良いかを決めることが大切です。

何を目的に?何を共有するのか?家事の分担は?予算は?などを元に明確にプランを建てることが、失敗の少ない2世帯住宅につながるのではないでしょうか?

まずは家族同士の確認作業からはじめてみてはいかがでしょうか。

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