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重要なこと

一戸建ての住宅を都心部の第1種低層住居専用地域のような住宅密集地で購入しようとする場合、日当たりの確保ができるマイホーム選びをする上で重要となるのが周辺環境です。
特に南側を中心とした近隣の土地についての建蔽率や容積率といった条件の確認が重要となるのです。
というのも、同じ第1種低層住居専用地域の中でも、さらには比較的近いエリアの中でさえも「建ぺい率や容積率といった土地の条件」に違いがあることが少なくないからなのです。
例えば道路を一本隔てたすうメートル先の土地と建蔽率と容積率が異なっているという例は少なからずあるのです。
では実際の事例をみてみましょう。南側の道路を隔てた向かいの家が2階建てがたっている土地がありました。その土地に南側の日当たりを確保するのに問題の無いこと確認後、1階にリビングを配置する注文住宅を建てました。
しかし南側の道路を隔てた向かい側の土地は建ぺい率と容積率などの条件から3階建てを建てることが可能な土地であったため、ある時2階建てだった建物が建て替えられて3階建てになってしました。
その結果日当たりを確保できていた1階にあるリビングに日当たりを確保することができなくなってしまったのです。こういったケースも起こることがあるのです。

このケースの場合、あらかじめ南側に三階建てが建つことが想定できたらどうだったでしょうか?
2階にリビングを配置することも選択できたのです。
また利便性などを考えてそれでもリビングを1階に配置したいという希望を持つ人でも、こういった想定ができていれば、注文住宅の場合には工夫次第で十分な日当たりを確保できる余地があったのです。

具体的な手法の例の一つが南側に吹き抜けを作り、更に南側の屋根の部分に天窓を付けるというやり方です。ただし、天窓を付けると激しい雨が降った場合には、天窓に雨が打ちつけ、その際の音が決して気にならない程度の音では収まらないことも少なくありません。ですから天窓の設置に際しては晴れた日の日当たりの確保と雨が降った際の騒音というメリットとデメリットの間でどちらを重視するかの選択が必要となります。
そうしたデメリットを持つ天窓とは異なり、吹き抜けは特にデメリットはありません。

カーテンの開け閉めは少し面倒ですが、ロールスクリーンを利用するなどの工夫によって、他の窓のカーテンとほとんど変わらない程度の負荷で開閉をすることができるようになります。また、吹き抜けを設けることで上層階のスペースを活用できず、床面積が容積率の上限よりも少なくなってしまうというデメリットが生じる可能性が出てきます。しかし、そうしたデメリットも階段の配置や構造を工夫することによって、ほとんど床面積を減らすことなく吹き抜けを構築することも不可能ではありません。

ポイント

都心部の住宅密集地に建つ一戸建てのマイホーム選びの際は、土地の条件を中心とした周辺環境の調査が重要となります。また現状をみるだけではなく、その土地の条件により将来的に起こりうることまでを想定した設計が必要となってくるのです。日当たりを確保したいのであれば、現在、未来の隣接地の建替えまでを想定した住宅設計が必要なのです。

なお「建ぺい率や容積率」などを調査するには、調べたい土地の市区町村役場の都市計画課、建築指導課などで調べられることが可能です。
役所によっては電話での対応も可能とのことですが、時間に余裕をもって実際に役所に出向くと、担当者に色々と相談ができますので、電話よりも実際に足を運ぶ事をお勧めします。

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