一昔前は吹き抜けのある家を見かけることはあまりありませんでしたが、最近のマイホーム事情は異なってきているようです。

実際にここ数年でマイホームを新築した友人の中にも、何人かお宅で吹き抜けがあるのを確認しています。

そして吹き抜けがある家の第一印象はとても素敵だなと感じることがほとんどでした。

ここでは吹き抜けがある家について、メリットとデメリットを元に考察していきたいと思います。

吹き抜けメリット

吹き抜けメリット

まず吹き抜けのメリットについて見ていきましょう。主に2つのメリットについて説明していきたいと思います。

まずひとつ目。何と言ってもその開放感があげられると思います。

実際に私が吹き抜けがある家にお邪魔したときに、とても良い印象を抱きましたが、吹き抜けが大きな影響を与えていることに間違いはありません。

人は横の広さにプラスして、高さによっても開放感がある空間だと感じるため、吹き抜けの効果はとても大きいものなのでしょう。

確かに天井が高いホテルのホテルロビーで打合せをしていると、非常に開放感を感じるのも納得です。

次に2つのメリットとして、部屋の明るさが確保できることがあげられます。

天井や壁の高い位置に窓を設置しますので、そこからの日当たりが直接1階フロアまで届くため、非常に明るい部屋になるのです。

これは土地が狭くて隣の家との距離が近い場合に、採光を確保する方法としても非常に有効なものとなります。

以上が吹き抜けの主なメリットになります。







吹き抜けデメリット

吹き抜けデメリット

次に吹き抜けのデメリットについて見ていきましょう。代表的な4つのデメリットについて説明していきたいと思います。

まずひとつ目。光熱費が高くなることがあげられます。

温かい空気は上に、冷たい空気は下に行くという空気の流れの流れをイメージするとわかりやすいと思います。

これを吹き抜けのある家に当てはめてみましょう。

まず冬の場合、1階で温めた空気は吹き抜けを抜けて2階へと移動します。つまりせっかく温めた空気が、温めたい部屋には留まらずに、他の部屋(2階)に行ってしまうのです。

通常の部屋は壁と天井で囲まれているため、窓やドアを開けない限りは空気の流れが発生することないのですが、吹き抜けがある場合はそうはいかないのです。

つまり吹き抜けがある部屋を温めるには、通常以上の暖房機能が必要となり、その結果、光熱費が多く必要となってしまうのです。

二つ目はメリットであげた開放感が仇となり、デメリットになってしまいます。

まず音の問題が考えられます。吹き抜けのため、音を遮る天井がないので、1階の音が2階に響いてしまうことがあるのです。

一般的な間取りとして、1階のリビングに吹き抜けを設計することが多いため、家族の憩いの場であるリビングの音、つまりテレビや音楽、会話などが上階に届いてしまうのです。

音を気にされない方であれば問題は少ないでしょうが、受験生などがいるご家庭で音に神経質になっているご家族がいる場合は、音を気をつけなくてはならないことが多く、少し疲れる生活なってしまうかもしれません。

また構造的な問題で、音同様に、匂いも上階に行ってしまうことが考えられます。

食事の支度で出る匂いですので、不快なものではないかもしれませんが、人によっては気になる方もいるようですのでデメリットととしてあげさせて頂きました。

そして3つ目のデメリットは、掃除のしづらさです。

採光を取るために吹き抜けに設置された窓は、非常に高い場所にあるのが一般的です。そのため拭き掃除をするのは非常に手間になることが往々にあるのです。

設計時に掃除やメンテナンスがしやすい位置に設計することが理想ですが、実際はなかなか難しいようです。

最後に4めのデメリットは家の強度や耐久性に関わることです。

当たり前の話ですが、吹き抜けがある部分は、上下のフロアをつなぐ壁や天井などが何もない空間になります。

つまりこれが意味することは、本来あるべきものがないのですが、それを補うための補強がなければ、構造上耐久性や耐震性に劣る可能が高いことをあらわしています。

ということは吹き抜けを安全に設計するためには、それなりの安全対策が必要となるのです。そして安全対策を行うには、追加費用が必要になると考えるのが必然の流れになるのではないでしょうか。

つまり吹き抜けを作るのであれば、費用的な負担も別途必要になるため、これもデメリットとしてあげておきましょう。

吹き抜けはいる?いらない?

吹き抜けのメリットとデメリットを見てきましたが、吹き抜けの設計を考えている方はどのように感じたでしょうか?

思った以上にデメリットがあると感じたのあれば、一度思い留まるのも手ですし、もう一度ご家族と話し合ってみるのも良いかもしれません。

またデメリットを知った上でもメリットが上回った方は、是非吹き抜けのあるマイホームを実現して下さい。

ただし吹き抜けのある家造りをするのであれば、しっかりと設計士と話し合い、生活後の暮らしやすさを考慮したプランを提案をしてもらうと良いでしょう。

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