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家族の距離感と共有スペースの意識

いわゆる2世帯住宅で生活するAさんからのアドバイスは、「アパートのお隣同士のぐらいの距離感」。

うまく同居を行っていく上で、非常に的を得た感覚に思えます。

また一般的に共有スペースは広く取ったほうが良いと思う方が多い中、Aさんは反対のこと言ってます。

では実際のAさんの暮らしぶりをのぞいて見ましょう。

6人家族の2世帯住宅

私の家は、夫の両親と同居の6人家族です。家族構成は、夫の両親、夫、私、息子二人の総勢6人。

間取りは玄関が共用スペースで1階は両親の生活空間、2階は私たち家族4人の生活空間です。

1階2階それぞれにお風呂、トイレ、台所を設置し、夫の両親とは別の生活ペースを保っています。1階2階ともに、は30平米弱の2LDKです。

両親は以前の生活スペースの半分程度の広さになったので、引っ越しの際だいぶ物を処分したとのことです。今流行りの断捨離です。

私達も、同世代の家族構成にしては、必要最小限しか物を所有していません。家族4人、育ち盛りの子供2人を抱えた家族としては、生活ぶりは質素だと思います。

しかし今は”ミニマリスト”なんて言葉があるぐらいなるべく物を持たずに暮らす方々もいるぐらいです。

私自身も、自分の生活に不満はありません。 







アパートのお隣同士のぐらいの距離感

建て替えの際、間取りで一番気を使ったのは両親との距離です。

両親も私も同居を経験したことがなかったので、寝食すべてを共有する生活には抵抗がありました。

そこで義母が打ち出したテーマが「アパートのお隣同士のぐらいの距離感」です。

壁の薄いアパートなら出掛けているのか、家にいるのか?それぐらいわかりますよね?それぐらいが、お互いに心地いいのではないかとのことでした。

実際、台所、お風呂が別々となると、自分のペースで生活することができます。

子供たちも今は小さいですが、成長とともに自分の生活リズムがでてくるとおもいます。年老いていく両親とわがまま放題が始まる若者と寝食を共にするのはお互い苦痛だろうと思います。

かといって、離れすぎてしまうと生命にかかわる何かがあったときに駆け付けられない。病気で倒れてそのまま逝ってしまった、なんてことにならないような間取りだと思います。

これから二世帯同居の家を新築しようとお考えの方も多いかと思います。

実の母娘なら共用スペースを多く作るのもいいかと思いますが、嫁姑の同居の場合は共用スペースは少ないほういいと思います。

実に小さなことですが、「共用スペースは誰が掃除するのか?」とか、「くつろげない」などと本当に些細な問題・・・しかし尾を引く問題がでてきます。

実際に生活してみるとこういった不満はたまる一方で、吐き出し口がないものです。

「こんなこと考えてしまうなんて、自分は子供みたいな人間だ」と自己嫌悪に苛まれます。

家はくつろげてなんぼです。

精一杯わがままな造りを注文して、できるだけ我慢を強いられない間取りにするのがベストだとおもいます。







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