記事の詳細

地域、駐車場、予算などの諸事情により、三階建てのマイホームを検討される方は少なくないでしょう。

そしてその中には、三階建てに対する不安やなんとなくすっきりしないために決断できないという方もいます。

それは恐らく三階建ての家を調査すると見えてくる、施主の不満や設計士しなどが指摘するデメリットが原因になっているのもしれません。

もし後悔しないための三階建ての家を設計するのあれば、まずは三階建ての家のメリットとデメリットはどういったものなのかを知る必要があります。

そして本当に三階建ての家はあなたのライフスタイルにマッチしているのか、そして将来的なビジョンでみてもマッチするのかを正しく判断する必要があるのです。

ここでは三階建ての家について考察していきたいと思います。

三階建ての家のメリット

バルコニーのメリット

三階建ての家のメリットを見ていきましょう。メリットは主に2つほど考えられます。

まずひとつ目のメリットは、少ない面積で建てることができる点です。

仮に延床面積100㎡の家をたてる場合、2階建てであれば50㎡×2となり、3階建てであれば33.34㎡×3≒100㎡となります。つまり33/50ですから、2階建ての7割弱のの広さがあれば同じ床面積の家を建てることができます。

この恩恵により土地の面積が少なくて済むことがあげられ、その結果、より立地の良い場所(といっても個人差はあるのですが・・・)である駅から近い場所など、利便性の高いとされる場所に土地を購入する選択肢を追加することにつながります。

また駅近という立地の場合、近隣商業地域や商業地域が多く、仮にこれらに該当するのであれば建ぺい率と容積率が優遇されるといったメリットもあります。

ちなみに住居地域の建ぺい率は30~60%で、近隣商業地域と商業地域は80%となりますので、必要とする土地の面積をさらに少なくすることが可能になります。

要は限られた予算の中で土地を購入する選択肢が増えることになります。

ではふたつ目のメリットを見ていきましょう。

例えば、すでにマイホームを建てる土地が決まっていて、2階建てでは庭や駐車場スペースを確保できない場合があります。

このとき三階建の家を建てることで、庭やパーキングスペースを確保できます。

このように、土地の有効活用の幅を広げることができる点はメリットと言えるのではないでしょうか。




三階建ての家のデメリット

バルコニーのデメリット

では次にデメリットを見ていきましょう。代表的なデメリットはつです。

まずひとつ目は費用的なデメリットがあげられます。

一般的に2階建て住宅よりも、三階建て住宅のほうが建設費はかなり高くなります。具体的にどれくらい建築コストが上がるのかを知りたいところですが、物件により異なるため「これだけ」と具体的な数字を算出することは難しいようです。

目安としては坪単価5万円アップ、坪単価5%アップなどの回答が多いようです。

また構造計算費用が必要になる点と、土地によって地盤改良工事が必要な場合は100万円以上の費用が必要になることも考慮しておくと良いでしょう。

さらにこれに付随して注意しておきたい点があります。

それは3階建ては2階建てよりも階段部分が1箇所多くなる点です。仮に階段に1坪分のスペースが必要な場合、1フロアーはこの1坪分の居住スペースが削られることを考慮しなくてはなりません。

では二つ目のデメリットを見ていきましょう。

ずばり日当たりの問題が考えられます。3階建ては日当たりが良いイメージを持つ方もいるかもしれませんが、必ずしもそうではないのです。

なぜなら3階建ての家が建つ立地の場合、両隣、前後の家も3階建ての家といったことも珍しくない上に、さらに土地が狭い状況も多いためです。

つまりこういった状況では、日当たりは必ずしも良好とは言えないのです。3階部分の日当たりは問題ないとしても、1階と2階の日当たりは最悪となることがあるのです。

また3階建ての場合、2階にリビングを設計するケースが多いため、1階はある程度妥協しても、せめて2階部分の日当たりは確保できるように工夫が必要になるでしょう。

では最後、三つ目のデメリットを見ていきましょう。

2つ目でも書きましたが、生活の中心となるリビングが2階にある場合、防犯や眺望といったメリットがある一方で、高齢になったときに使い勝手に不便を生じる恐れが考えられます。

さらに高齢者になったときに寝室が3階では、その部屋自体が使われない部屋になってしまうこともあります。

また普段の生活でも1階に浴室、3階にバルコニーといった間取りでは洗濯物を干すのも一苦労になりますので、どこをメインのライフスペースとするのかを考えて、生活動線をしっかりと取り入れた設計が必要となるのです。

このようのデメリットを見ると、「メリットと思っていたものが実はデメリットであった」、「住みはじめたときはメリットであったものが年をとってデメリットに変化した」といったことがあります。

また土地によってもメリットとデメリットは変わってきますので、しっかりと土地の調査を行うことが大切です。

三階建ての家はあろ?なし?

では最後に三階建ての家のメリットとデメリットを踏まえて、三階建はあり?orなし?について検証してみましょう。

まず三階建を建てるのであれば、土地代と建設費を比較することが必須となります。

つまり地価の高い地域であれば土地代よりも建設費はずっと安くなり、反対に土地代が安い場所では土地代よりも建設費が高くなるからです。

そしてどちらが「トータル的にみてどちらが安いのか?」、「自分の希望する設計ができるのか?」をしっかりとジャッジすることが、費用的にも設計的にも満足度の高いマイホームを手に入れることにつながるのではないでしょうか?

後悔しない三階建ての家の設計は、現在及び将来のライフスタイルを具体的にイメージして、さらに設計士のアドバイスを加味して、設計に反映することが重要です。

これを実現できた三階建ての家であれば、マイホームでの生活がより快適になるかもしれません。

※ハウスメーカー選びに悩みの方は「ハウスメーカーを比較」をチェックください。




関連記事

ページ上部へ戻る