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土地の購入、住宅の設計や設備の打ち合わせと進んでいくと、予算オーバーが重なり外構工事の費用は絶対に増やせないという方が少なくありません。

『外構工事費用の相場はどのくらいかかるものなのか?』

『予算内でおしゃれな庭に仕上げることはできるのか?』

外構工事を依頼する前に知っておきたい基礎知識とお役立ち情報をご紹介します。

限られた予算で「理想の庭」をつくるヒントがわかります。




外構工事の相場の価格差が大きい理由

知人から聞いた情報、ネット上で集めた情報など、知れば知るほど外構工事の費用がどのくらいかかるものなのか、わからなくなってしまったという声を耳にします。

新築の際の外構工事の相場は「100万円~300万円」と言われており、この数字を見ただけでも価格差が大きいことがおわかりいただけるかと思います。

この価格差には、大きくわけて2つの理由が挙げられます。

(1)ハウスメーカーからエクステリア業者への委託

中間マージンが上乗せされるので、エクステリア業者へ直接依頼するよりも割高になります。

ただし、大手ハウスメーカーの場合は、大量発注をすることで価格を抑えられる、保障がしっかりしているというメリットがあります。

(2)土地の状況とデザイン

広さ、庭のデザイン、高低差の有無が工事費用に影響します。土地の広さや庭のデザインによって材料費や施工費が大きく変わってきます。

平地に見える土地でも残土処分費用や盛土の費用が加算されることがあります。

☆おすすめの外構工事相場の調べ方


ハウスメーカー経由で依頼するのか?

直接業者へ依頼するのか?

土地に高低差があるか?

どんなデザインにするか?

などできるだけ似ている条件の施工例で情報を集めてみましょう。

「ちょっとした違い」と思っていることでも、外構工事費用の総額に大きく影響することがあります。




スタイル別の費用相場

外構のデザインには、3つのスタイルがあります。それぞれの外構工事の相場費用と特徴をご紹介します。

(1)オープン外構

外構工事費用の相場:100万円前後~

門や塀がないオープンなデザインが特徴です。建材が少なく最低限の工事に抑えられるので、一番コストがかからないスタイルです。実際の土地の広さよりも広く見せる効果があります。

塀などの人工的な素材で視界を遮られることがないので、家の中から光や風などの自然を感じやすい開放的な環境が魅力です。

花壇などの植栽スペース(土のエリア)を設けると、コンクリートやブロックの材料費をさらに抑えることができるので、総額の調整に役立ちます。

(2)クローズ外構

外構工事費用の相場:200万円以上

門や塀などで外からの視線を遮断するスタイルです。プライバシーや防犯面に優れ、重厚感のあるデザインが特徴です。

多くの建材が必要になるので、3つのデザインの中で一番コストがかかるスタイルですが、家族やペットの安全、高級感にこだわる方にはとても人気のある外構デザインです。

「単価×個数」、どの建材を選ぶのかによって大きく総額が変わります。

具体的な完成イメージがないと、予算オーバーにつながりやすくなります。

(3)セミクローズ外構

外構工事費用の相場:オープン外構とクローズ外構の間

オープン外構とクローズ外構の特徴を取り入れ、自由にデザインできる外構スタイルです。自由度が高いので、予算に合わせて理想のデザインに近づけることができます。

特に、予算内で「ここだけは絶対にこだわりたい」という理想の外構イメージが決まっている方におすすめです。

オープン外構とクローズ外構の両方のメリットを取り入れられるセミクローズ外構ですが、きちんと要望を伝えたり、プロの意見を聞きながら設計をしないと、両者のデメリットを併せ持つ庭になることもあるので注意しましょう。




予算内でできるおしゃれな外構工事

施工業者を選べる場合と選べない場合にわけ、外構工事を予算内に抑えるコツをご紹介します。

施工業者を選べる場合

(1)積極的に施工業者と会話する

施工実例と実際にかかった費用を教えてもらえたり、おしゃれに見せるコツや高級感を出すポイントなど、プロ目線での具体的なアドバイスをもらえます。

この時点で、予算と要望をしっかり伝えるようにしましょう。そうすることで、施工業者も提案がしやすくなり、予算内で最大限の魅力を詰め込んだ外構パース図を完成させてくれます。

(2)複数メーカーを比較

気に入った建材のデザインが見つかったら、似ているデザインや他の建材メーカーに似ているものがないか施工業者に確認してみましょう。

ブロックが必要な工事は「単価×個数」の影響が大きいので、1つ当たりの単価を抑えることができれば、予算を他に回したり、総額を抑えることができます。

少し時間はかかりますが、おすすめの方法です。

施工業者を選べない場合

最低限の工事&DIY

施工実例の写真やパース図をいくつも見るうちに、最終的な完成イメージのグレードがどんどん上がってしまうことがあります。

施工業者を選べない場合は、割高になることがほとんどなので、できるだけ最低限の工事に済ませることも検討してみましょう。

花壇、芝生、ウッドデッキ、目隠しフェンスなどは素人でもDIYで作ることができます。DIYなら材料費が安く自分で設置するので工事費もかかりません。

ホームセンターに行けば簡単に作れる商品がいくつも販売されているので、一度ホームセンターを覗いてみるのもよいでしょう。

外構工事の費用を削減する際の注意点

工事費用を予算内に抑え気に入ったデザインで工事ができたとしても、使いづらいところがあると何十年も使い勝手の悪さに悩むようになります。

例えば、外構工事の失敗例に多いのが「駐車場」です。軽自動車は奥行き4.0×幅2.2m以上、普通自動車・大型自動車は奥行き5.9×幅2.9m以上という基準がありますが、数字だけを見て判断してしまうと、駐車する車、道路の状況や建物の場所によっては「失敗した」と感じる使いづらい駐車場になってしまいます。

数字上では3台停められる広さがあっても、実際は2台しか停められなかったという失敗例もあります。

駐車場が交通量の多い道路に面しているかどうかでも最適なスペースは変わるので、プロに相談しながら具体的なシミュレーションをすることをおすすめします。

駐車場の他には、野外コンセントを付けなかったことや水道をつけなかったことに失敗を感じている方もいます。家の間取りを決める時のように、駐車場から玄関、駐車場から水道など、実際の動線を具体的にイメージしてみましょう。

後から変更しようとすると大掛かりな工事になるものもあるので、「とりあえず…」で寸法を決めることと、「ないと絶対に不便なもの」を削ることはおすすめできません。




安くておしゃれな外構工事の施工例

(1)アプローチゾーン

道路から玄関まで、駐車場から玄関までなど、通路全体をおしゃれに仕上げようとすると、思った以上にコストがかかるものです。

そこでおすすめなのが、アプローチゾーンの一部、または玄関前の一部だけにタイルやレンガを貼るデザインです。

シンプルでメリハリのあるおしゃれな仕上がりが期待できます。

タイルやレンガ、コンクリートなど、施工範囲が狭くなるので、材料費を安く抑えられ、気に入ったパーツを選びやすくなるメリットもあります。

(2)門柱

インターホンやポストを取り付ける門柱は、一番ゲストの目に入りやすいエリアです。

レンガ、タイル、ブロック、貼り材、コンクリート、木材など、素材によって印象を変えることができるので、門柱にこだわるだけでも景観アップを期待できます。

また、門柱の下に門柱を照らすライトを設置するのもおすすめです。

ライトの周辺に植物を植えると門柱に影が映るので、リゾートのようなおしゃれな雰囲気と高級感を演出することが出来ます。

(3)ガーデニングアイテム

シンプルすぎて豪華さが足りない……。

そんな時は、テラコッタの陶器にお気に入りの植物を植えてみてはいかがでしょうか。

テラコッタにはプラスチック素材では出せない高級感があるので、駐車場や玄関にテラコッタの寄せ植えがあるだけでおしゃれな雰囲気を演出できます。

寄せ植えの数や鉢の高さを変えるだけでも印象を変えることができるので、四季を感じる素敵な空間作りに役立ちます。

さいごに

オープン、クローズ、セミクローズ。外構工事はスタイル選びからはじまります。

最初から完璧な外観を目指さなければ、外構工事の相場以下でも素敵なお庭が実現します。

新居での新生活を楽しみながら、DIYで少しづつお庭を完成させていくのも楽しいものですよ。




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