補助金・減税の額は、家の「性能の区分」で決まります。省エネ基準適合・ZEH水準・長期優良住宅・GX志向型住宅の4つは名前が似ていて混同しやすいので、要件と、それぞれで受けられる制度を1枚の表にしました。
2026年に建てるなら「長期優良住宅の認定を取り、断熱等級6・太陽光でGX志向型も狙えるか」を最初に検討するのが制度面では最も有利です。省エネ基準適合だけの家は、住宅ローン控除の限度額が2,000万円に下がり、みらいエコ住宅2026の補助もありません。
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4つの区分と受けられる制度の比較
| 項目 | 省エネ基準適合 | ZEH水準 | 長期優良住宅 | GX志向型 |
|---|---|---|---|---|
| 断熱等性能等級 | 等級4以上 | 等級5以上 | 等級5以上(認定基準) | 等級6以上 |
| 一次エネルギー消費量 | 等級4以上 | 等級6以上 | 等級6以上 | 再エネ除き35%以上削減・再エネ含め100%以上 |
| みらいエコ住宅2026 | 対象外 | 40万/35万円(予約受付は8月17日で終了) | 80万/75万円(子育て・若者夫婦) | 125万/110万円(全世帯) |
| 住宅ローン控除の限度額 | 2,000万円(子育て等3,000万円) | 3,500万円(同4,500万円) | 4,500万円(同5,000万円) | 認定の区分による(長期優良を取れば4,500万円) |
| 固定資産税の減額 | 3年間 | 3年間 | 5年間 | 認定の区分による |
| 贈与税非課税 | 500万円 | 1,000万円 | 1,000万円 | 1,000万円 |
断熱等性能等級は1〜7の7段階、一次エネルギー消費量等級は1〜6の6段階です。2025年4月から新築は等級4・等級4への適合が義務になったので、「省エネ基準適合」は最低ラインです。
各区分の要件
省エネ基準適合住宅
- 断熱等性能等級4以上かつ一次エネルギー消費量等級4以上
- 2025年4月から新築住宅は省エネ基準への適合が義務化されたため、これが最低ライン
- 住宅ローン控除の限度額は令和8・9年入居で2,000万円(子育て3,000万円)、令和10年以降に建築確認を受けるものは対象外
ZEH水準住宅
- 断熱等性能等級5以上かつ一次エネルギー消費量等級6以上
- 住宅ローン控除の限度額3,500万円(子育て4,500万円)
- みらいエコ住宅2026事業のZEH水準枠は予約申請が2026年8月17日で終了(交付申請は9月30日まで)
長期優良住宅
- 長期優良住宅の普及の促進に関する法律に基づき所管行政庁が認定
- 耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)2以上など、劣化対策・維持管理・省エネ(断熱等級5・一次エネ等級6)の基準
- 住宅ローン控除の限度額4,500万円(子育て5,000万円)、固定資産税減額5年、登録免許税0.1%、不動産取得税控除1,300万円などの優遇
GX志向型住宅
- 断熱等性能等級6以上
- 一次エネルギー消費量の削減率 再エネを除き35%以上、再エネを含めて100%以上(寒冷地・多雪地域・都市部狭小地等は緩和あり)
- みらいエコ住宅2026事業の最上位区分(125万円/110万円)
証明書類と費用
制度ごとに必要な証明が違います。住宅ローン控除は「住宅省エネルギー性能証明書」または建設住宅性能評価書、長期優良住宅は所管行政庁の認定通知書、みらいエコ住宅2026事業はBELS評価書や認定通知書など。いずれも設計段階で申請するもので、完成後に取ることはできません。認定や評価の費用は数万〜十数万円が目安で、施工会社の見積もりに「長期優良住宅認定申請費」などの名目で入ります。
会社選びで確認すること
標準仕様で断熱等級5以上・長期優良住宅に対応しているか、GX志向型の実績があるか、みらいエコ住宅2026の登録事業者かの3点を、最初の連絡で聞いてください。仕様のグレードを上げる追加費用と、補助金・減税・光熱費の差を合計して比べると判断できます。
